韓国ドラマのスポンサー事情を紹介しましたが、今回は画面に写るものを少々。
まずは、「温かい一言 (SBS 2013~14)」の一場面。
大写しになった丼、カルグクス(韓国式うどん)とは雰囲気がちょっと違うような…
カルグクスは、山梨の「ほうとう」のようにスープと具材、麺を一緒に煮る調理法が多いように思います。
するとこのお店のアルバイト、ソン・ミンス(パク・ソジュン)がひと言…
「きのこうどん、すみだ。」
字幕の「キノコうどんです」は、「ぽそっ(韓国語の茸)ぐくす」や「ぽそっうどん」の訳ではなく、そのまま「きのこうどん」なのでした。
このうどん店、ドラマ内では「明夜」という暖簾が掛かっていましたが、
ソウル市内、弘大入口(ほんでいっく)駅近くの「琴平うどん」というお店です。
(グーグルさんから画像を借りました)
お店の名前の読み方は、そのまま「ことひらうどん」。
更に「温かい一言」の中で、舅と娘婿がちょっと深刻な話をするのが、
典型的な日本式居酒屋。
白木のカウンタ、「いらっしゃいませ」、「只今営業中」と招き猫の暖簾。
テーブル上の徳利も、如何にも日本式居酒屋です。
残念ながら、こちらのお店が何処かは確認出来ませんでした。
ドラマに登場する車のお問い合わせを意外と頂くので、ついでにご紹介。
「温かい一言」は、メインが「アウディ (Audi)」。
画像は主人公夫妻の乗る 「Q5」 ですが、他にも数車種が登場していました。
サブで登場するのが、「GM Korea」 の「シボレー (CHEVROLET)」。
画像は、シボレーの世界戦略車「マリブ (Malibu)」。
韓国における GM シボレーの立ち位置には、微妙なものがあります。
現在の GM Korea は、2000年に経営破綻した「大宇(でう Daewoo)」自動車の後継という位置付けなので、生産拠点に関わらず、殆どのシボレー車が国産車として扱われているようです。
ところが同じシボレーでも、「コルベット (Corvette)」や「サバーバン (Suburban)」といった一部車種、更にシボレー以外の GM 車「ビュイック (BUICK)」や「キャデラック (Cadillac)」などは輸入車扱いという微妙な区分けがあるようです。
ただ、GM 本社は生産拠点の更なる集約を進めており、その結果次第では、こうした区分に変化が生じる可能性もありそうです。
次のドラマは、「ジャグラス (KBS2 2017~18)」
まずは車両関係から。
このドラマに登場したのは、「キア (起亜 KIA)」自動車。
ヘッドマークが巧みに消してあります。
「K9/K900/クオリス (QUORIS)」の少し前のモデルでしょうか。
キア車は仕向地により呼称が異なるので、ちょっとややこしいです。
背景はドラマの定番、漢江に架かる「城山大橋(そんさんてぎょ)」。
赤色の浅いアーチが特徴的なこの橋は、ドラマ登場率1位かもしれません。
更に「ジャグラス」のワンシーン。有力者の葬儀に大物が集結するのですが、
左手前の目立つポジションに、何故か「ヒュンダイ ソナタ (Hyundai Sonata)」。
小さくて分かりにくいですが、左奥には「ヒュンダイ グレンジャー (Grandeur)」。
残り4台がキア車。右列の手前から 「K7」 が2台、一番奥が 「K5」 だと思われます。
左中が、登場人物のト副社長が乗り付けた 「K9/K900/クオリス」。
キアはシェア2位の自動車メーカーですが、1998年に経営が破綻。
現在はシェア1位のヒュンダイ傘下にあります。
なので思わず、親会社のヒュンダイに先頭を譲ってしまったのでしょうか。
更に「ジャグラス」。道楽者の御曹司くんが、オートバイで橋の上を疾走します。
空色のアーチの中を地下鉄4号線が通る、「銅雀大橋(どんじゃくてぎょ)」です。
交通規制がしやすいのか、銅雀大橋はこうした走行シーンやアクションシーンによく登場します。
御曹司くんの愛車は、「ヤマハ YZF-R1」。
YZF-R1といえば、2015年から二輪の国際耐久レース「鈴鹿8耐」4連覇中。
最早実用性は殆ど無視し、公道走行可能なホモロゲーション・モデル(市販車レース参加資格を得る為の販売)に特化しています。本気のヤマハって凄い…
車重200kg、公称出力147.1KW(200ps)/13,500rpmという強烈な性能の割に、逆輸入車が230万からと意外にリーズナブル?(現在、国内仕様の販売がありません)
ウチの車が約1,000kgで100psそこそこ。価格も… ウチの車の方が安いや(^^ゞ
そして「ジャグラス」でも、(元)娘婿と(元)舅がちょっと深刻な話をするのが、
奥の赤提灯、見切れてしまいましたが「やたい」と書かれています。
ナム常務(チェ・ダニエル)の後ろ、壁紙が日本のスポーツ新聞です。
食後には、やっぱり「ヤクルト」が欠かせません。
電動カートで移動する「ヤクルト あじゅんま」から、気軽に購入する事も出来ます。
ヤクルトの6連パック全てにストローを挿し、端から飲み干すなんていうシーンも、ドラマにはよく登場します。
そうだ、ヤクルト あじゅんまの電動カート、動画も撮っていました。
秘書さんが荷物を抱え、ラーメン屋さんの前を全力疾走します。
ついでに、「トッケビ (2016~17 tvN)」の重要な邂逅シーンでも背景が…
サニー(ユ・インナ)の営むお店のお隣さんが、日本式居酒屋なのでした。
ドラマ内では店名が消されていますが、実際の名前は「勝負」。
何だかとてもテンションが高そうです。(カカオマップさんから画像を借りました)
サニーの最初のお店として登場する、右の「OLIVE CHICKEN テチョン店」。
ヒロインがアルバイトをするお店の名前を、巧みに伏せると書きましたが、
スポンサーだったら、こんな印象付け方も。
「マンホール (2017 KBS2)」で、登場人物がファストフード店のドアに激突します。
こうしてまたしても、どうでもいい細かな方向に走ってしまうのでした。